TOPへ

仕事をしたい障害者施設と仕事を依頼したい企業をコーディネ-トしています!よこはま障害者共同受注総合センター わーくる

よこはま障害者共同受注総合センターHOMEへ
お問い合わせ

受注内容TOP  > 受注例5 鉢カバー縫製等

ご紹介したお仕事⑤ 鉢カバー縫製等

お元気ですか183号 平成30年6月

作業を発注した企業と受注した事業所が、協力して新たに開発した商品について紹介する。

受注作業の拡大

共和開発株式会社(緑区青砥町)は土や肥料などの園芸資材を販売している企業。以前から複数の障害者事業所へ園芸資材の袋詰め作業を依頼していた。

アルカヌエバ(緑区北八朔町)も、わーくるからの紹介で作業を受注した事業所の一つ。担当職員の幸地さんは、「どのような作業を受ける時も、アルカヌエバとしての売上げを伸ばす工夫をしている」と語る。袋詰め作業では短時間で多くの個数を詰めるような器具を自作。資材に穴を空ける作業も、ドリルなどを工夫して新たな受注に繋がった。

新製品の開発

共和開発の前川さんは、他社との差別化のため、オリジナル商品としてコーヒー豆空袋を使った植木鉢用巾着袋の開発を検討していた。

作業についていろいろ相談していたアルカヌエバにミシンがあったので、幸地さんに依頼し、見本を作成することとなった。

前川さんは材料の柄を見せるように使うこと、鉢を安定させるための縫い方などを伝えたほかは、実際の作り方はアルカヌエバに任せたそう。アルカヌエバでは、材料をどのように裁断し、手間を簡単にして縫製するかなどを工夫した。

アルカヌエバでの縫製作業風景


実際に製品化される際には、ブランド力をつけるよう相談して作成した。「Studio Peaberry」のタグもつけることになった(Peaberry :収穫量の5%程の希少な珈琲豆)。

巾着袋は会社のカタログにも掲載、順調に販売数を伸ばしている。アルカヌエバでは、さらなる売上増にも対応できるような体制を検討して、共和開発に貢献したいそうだ。

新たな受注依頼

巾着袋作成作業は新たに受注した事業所もあり、企業と事業所のコラボで開発した新商品の作業が広がりを見せている。

共和開発カタログの植木鉢用巾着袋が掲載されたページ