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受注内容TOP  > 受注例 1 パソコン解体

ご紹介したお仕事① パソコン解体

お元気ですか191号 令和2年9月

首都圈基板ネットワークでは、不要になったパソコンを回収、分解した部品などを資源として売却することで収入を得ている。
所属している就労継続支援B型事業所ぷれいす(中区・以下、ぷれいす)に横浜市社協が回収を依頼した。

健康福祉総合センターで作業を実施

横浜市社協で多数のパソコンを廃棄する時に、ぷれいすがこの取り組みを始めたことを聞き、まとめて回収してもらうことになった。
回収時はセキュリティ対策として、事務所のある健康福祉総合センターに出向いてもらい、一部破壊する作業を実施した。

ハードディスクに傷をつけて破壊

破壊作業が収入に

解体作業は、今までの経験から工具を増やすなど工夫を重ねてきた。部品組立てなどと異なり、壊すということが、ストレス発散になるとのこと。メンバーさんは「細かいものが多く、よく見るのに注意が必要で、力がいる仕事」と話すが、手慣れた様子で手際良く作業を進める。今回は、二日問、計八時間で三百台程のハードディスクを破壊した。ぷれいす職員、鶴見さんは「この作業で工賃収人も上がり、メンバーの やる気もでた」と話す。

手際よくハードディスクを取り外していく

首都圏基板ネットワークの取組み

首都圏基板ネットワークには横浜市内の他、神奈川県内の複数の事業所が所属している。分解した資材は大量にまとめて売却することでより多くの収人につながるため、それぞれの事業所で解体した資材を首都圈基板ネットワークで取りまとめて売却する。
昨年度、事務局を担う露口さん(平塚市・トムトム)から依頼され、仲間を増やすための体験会実施にわーくるが協力した。その後、横浜市内でも三か所の事業所がこの取り組みに参加することになった。

全国から首都圏に

もともとは新潟から取り組みが始まり、その後、関東、東北、関西にも広まって、障害者が同じ作業を行う任意団体として組織された日本基板ネットワーク。その全国大会に参加したトムトムとぷれいすが、昨年度首都圏基板ネットワークとして取り組みを開始した。
露口さんは「今後のデジタル化社会にもマッチし、地球環境保護にもつながる」と考えて、このネットワークに参加を決めたそうだ。
普段、首都圈の企業やホテルなどからの不要パソコンの引取り依頼などに対応しているが、個人からの引取りの希望にも応じている。鶴見さんからは、「不要なパソコンがあれば回収に出向くので、処分を考えている方は連絡して欲しい」とのことであった。

連絡先

【首都圏基板ネットワーク事務局】

特定非営利活動法人トムトム(担当:露口さん)
電話 0463-71-6171
【横浜市内】
就労継続支援B型事業所ぷれいす(担当:鶴見さん)
電話 045-306-6382